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nonpesam

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不幸の訪れ。

2011/01/10 14:26
 友香は、10年前高校生のときに母親を病気で亡くしていた。友香自身も高校生のときバイト先で倒れた事があり、肝臓が悪いので疲れる無理な仕事はできないと言われた。高校卒業後も仕事に就かず、母親代わりとして妹と父親の面倒を見て家事に専念していた。妹が高校を卒業して働くようになってからは、無理のない程度でハンバーガーチェーンでバイトを始めた。分かれた智也とはその頃から付き合い始め、何度か浮気をした彼と喧嘩をしては別れかけたりもしたが、お互いに好きという気持ちは変わらずにいた。その智也と分かれた夏、左脇の下から左足にかけて熱湯をかぶり、友香は左半身にやけどをおってしまった。 
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別れ

2011/01/05 19:43
 友香は携帯のメールに「今まで、ありがとう。さようなら。」と別れを告げ、20歳の頃から7年間付き合った彼と別れた。智也は、コンピュータの資格を取るための勉強をしながら派遣社員で働き、いつかは友香と結婚しようと思っていた。でも、今年の夏に仕事を失った。
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五つ葉のクローバー。

2010/05/05 18:27
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 もう5月になろうとしているのに寒い日が続いていましたが、ぽかぽかとした暖かさが戻った日のこと、運動公園で何気なくクローバーを見ていると、目に止まったのが四つ葉のクローバーでした。「ええ、これ四つ葉?」もう一度、他の葉をよけてみるとまぎれもなく四つ葉のクローバーです。前に心が揺れていて、何かハッピーなことを求めて、四つ葉のクローバーを探したことがありました。その時はいくら探しても見つからず根気もなく、あきらめました。それなのにこんなに簡単に四つ葉のクローバーが見つかるなんて、不思議に思いました。その葉を摘み取り、他にもないかなと思い場所を少し移動して、目をこらして見ていると、何か変わった感じを受けました。手で葉をよけて見るとなんと五つ葉のクローバーです。まさか五つ葉のクローバーがあるなんて・・・。それだけではありません。一つの茎に三つ葉が少し離れて付いている六つ葉もありました。見つかるときは次から次へと四つ葉も見つかり、思いもしない不思議な出来事に出会いました。それから数日後、アップルの白いキャップが届きました。これから何か起こるのかも・・・。
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消えかけていた心

2009/11/01 10:13
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  恵里は、定期的にかかっていたカウンセラーの先生に、大事なことは忘れないようにスケジュール帳に書いておきなさいと言われた。夏の終わり、また恵里は入院することになた。 恵里は、スケジュール帳を見て書いてあった今度の拓哉とのデート日を見つけた。「また入院することになり、しばらく逢えない、今度も長くなりそう。」と拓哉にメールした。「そう、今度のデート楽しみにしてたのに、早く元気になってください。」と返信が来た。面会もできなくなるので拓哉にどこに入院するかも知らせなかった。一ヶ月ほどの入院だったが、外泊が認められ家に帰ったとき、置いて行った携帯に拓哉から何通メールが届いていた。メールを見て消えかけていた拓哉が恵里の心に戻ってきた。ちょうどその時、携帯の着信メロディーが流れた。
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記億が消える。

2009/08/08 18:57
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 恵里は自分の記憶が消えることに気付いた。恵里には1年ほど前に知り合った彼がいて、その拓哉に迎えに来てもらって車に乗ったとき、白い車の色が違うような気がして「車、変えた。」「いいえ、変えてないよ。」「黒い車じゃなかった。」「恵里が入院する前、親父のグレーのワンボックスカーで来たことあるけど。」「家の車かな。」恵里は何か車が違う気がした。退院してからも、拓哉に言わせると車で迎えに来てもらって、何度か映画やカラオケに行っているはずなのだが、観た映画も映画に行った事さえも思い出せない。いつもデートのときは手をつないでくれることは覚えているのだが、デートでどこに行ったのか・・・・。拓哉が「この前、映画を観に行ったやろ。」と言われても記憶がない。
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霊。

2009/06/21 20:03
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 大学の講義が終わると図書館に行って自習室で、遅れを取り戻そうと学習する日が続いていたが、いつもの場所に行って席に着き本を広げると、なぜか後ろからささやきかける声が聞こえるようになった。振り向いても誰もいないのである。声はまだ幼い少女の声のように聞こえた。何かを話かけてくるのだが声が小さくてよく聞き取れない。不安になったが、ほかの場所では聞こえないので図書館にいる霊みたいだった。自分についた霊でもないみたいで、何かいたずらをする悪霊でもないみたいな気がした。
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幻覚。

2009/05/30 15:31
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恵里は昨夜になると幻覚が現れ死の世界に引きずりこもうとする。それに引き込まれてリストカットをくり返したこともあった。定期的にかかっていたカウンセラーの先生に、しばらく入院した方が良いといわれて入院をした。そのために、昨年の秋から今年の春まで大学を休学していた。退院をして試験を受け直し、もう一度 2回生として大学にこの春から戻った。幻覚は見ないようになったが、不思議なことに気が付いた。家では普通に食事ができているのに、外で食事をしようとしたら、食べたくても食べれないのである。無理に食べようとしても戻してしまう。どうしてだかわからない。
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ノーメイク

2009/05/05 22:28
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 恵里は両親を知らない。まだ小さい時に弟と一緒におばあちゃんに預けられ、切り詰めた生活の中、大学に通う今までおばあちゃんに育てられた。恵里は精神的に病んでいた。アルバイトは禁じられていてお小遣いもなく、みんなと遊ぶこともなかった。自分でお弁当を詰めて、唯一の親友と大学に通っていた。携帯電話は持っていたが、もう働いているいとこの賢治に携帯代を出してもらっていた。髪は染めファッションも気になる年頃だが、ノーメイクで質素な感じであった。
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期間限定。

2009/03/15 22:34
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 晴菜はそのまま裕也のワンルームマンションに居座ってしまった。心配した裕也は、「お母さんに言って来たん。」「うん。この夏、友だちのところに行くって。」「それならいいけど、大丈夫なん。」「お母さんには電話する。着替えやお小遣い全部持ってきたので、夏休の間ここに居させていいでしょう。」期間限定の同棲が始まった。
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洗濯。

2009/02/22 16:36
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 突然、、晴菜からメールが届いた。「今、難波まで出てきたので、迎えに来て。」日曜日はいつも裕也は朝から洗濯機を回していた。あわてて服を着替えると裕也は迎えに行った。現れた晴菜を見て、裕也は驚いた。「どうして、わざわざ大阪まで来たの。」今度の連休、和歌山に帰るからその時に会おうって言っていたのに。」「 夏休みになったから、裕也がどんなところで生活してるか見たかったし、驚かそうと思って、もう待たずに来ちゃた。」晴菜は、思ったより小綺麗にしてある裕也のワンルームマンションに着くと、ちょうど洗濯を終えて止まった洗濯機を見て「今日、洗濯したんだ。干して上げる。」洗濯機からせっんたく物を取りだして、いつも家では洗濯係なので手慣れた感じで窓の外に干し始めた。
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開放感。

2009/02/08 18:54
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高校2年の夏、家を出た晴菜はお母さんの携帯にメールをした。「しばらくの間、家を出ます。友だちのところにいるので心配しないで下さい。」お母さんからの返信には「大変、お父さんは勝手なことしてと怒っていますよ。早く帰ってきなさい。」でも晴菜は何かと今まで両親に厳しく縛られていたことからの開放感を、両手を広げて胸いっぱいに感じていた。
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好きな人。

2009/01/27 21:59
 晴菜は高校1年の時、同じ高校で3年生だった裕也と付き合っていた。就職が決まり地元を離れて一人暮らしをしている裕也のところに、晴菜は夏休みを待ってたかのように家を出て転がり込んだ。晴菜は裕也の気取らない包み込んでくれるようなやさしさが好きだった。
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ふしぎな人間模様 2

2009/01/13 23:54
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 晴菜は、高校二年のとき家出をした。堅苦しい家から自由になりたかった。父親は化粧品を輸入して通販で販売する会社をやっていた。母親は整った顔立ちをしたきれいな人で、父親と年も離れていたが、それ以上に若く見え、小太りの父親とは対照的だった。2つ離れた妹もかわいらしさを持った美人だった。母は作られたようなまとまった美しさで、少しずつ整形をしたのではないかと晴菜は思っていた。でも妹は本当に美しいと晴菜は思っていた。晴菜自身も笑顔の素敵な美人である。
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ホワイトクリスマス。

2008/12/25 23:48
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 夕方から降り始めた雨が雪に変わりはじめたクリスマスの日、謙二は由香里の前に現れた。「お姉ちゃん、ありがとう。今日、僕は天国に行きます。家族で一番先になったけど、お父さんとお母さんからもらった命のバトンを次ぎにわたせなかったけど、幸せに生きてこられたのは、不自由な僕を支えてくれたみんなのおかげだと思っています。」雪がうっすらと積もりはじめたホワイトクリスマスの夜、由香里は自分の足でちゃんと立っている謙二をもう何処にも行かないようにしっかりと抱きしめると、「ありがとう。これから謙二の分もがんばって生きて行くね。お父さんとお母さんからもらった命のバトンはお姉ちゃんがちゃんとつないで行くから。最後にお姉ちゃんを描いてくれた絵は大切な宝物、絵を見て勇気をもらっていますよ。」抱きしめていた謙二のぬくもりが消えていくのを感じていた。
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再出発。

2008/12/10 23:31
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 由香里は、四国から出てきてからあったいろんなことがことを、どうすることもできなかった忘れられない時間の流れを、家族の絆の消えたこの家で弟の慰霊を供養しながら母と二人で暮らしていくことを、思い浮かべていた。このままでは母もどうにもならないような気がする。由香里は、自分の部屋に掛けてある謙二が描いてくれた絵の中にいる自分を見ていると、慕ってくれた謙二の優しさが伝わってきて勇気をもらうことができる。由香里は、再出発のつもりで就職活動を始めること決めた。
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えんじの額に入れられた絵。

2008/11/24 17:15
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 由香里は葬儀が終わると弟と暮らした部屋に戻った。まだ謙二の声が聞こえてきそうな気がした。由香里は壁に掛けてあるえんじの額に入れられた絵をはずした。謙二が描いてくれたこの絵を由香里は抱きしめると号泣した。この絵を描いてくれた謙二のやさしさが伝わってきて、抑えきれることのできないつらさがとまることのない涙となってあふれた。由香里はこの絵を父や母に見せたかった。由香里は精神的にも弱りきっている母のところに戻ろうと思っていた。いろいろあったけど母をこれからも一人にして置くことができなかった。由香里は身の回りの荷物をまとめ謙二の絵を抱きかかえると、謙二と暮らした部屋に別れを告げた。
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大粒の涙。

2008/11/09 13:48
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 ひとつの歯車が外れ、崩れ去ってしまった。由香里は弟のことを想うと不憫でならなかった。いつかはこの日が来るのだろうという不安が現実のものになってしまった。家族で四国から関西に出てきたときは、これからの生活への希望を抱いて、家族は絆で結ばれ幸せだった。そこに欲望が舞い降りて家族一人ひとりの生活を変えてしまった。車いすの生活で不自由な中でも、何も欲しがらずに好きな絵を描き続け、変わることはなかった謙二が先に逝ってしまった。家族で一番に守ってあげなければいけなかった謙二を、置き去りにしてしまった思いが悲しく覆いかぶさってきた。葬儀の日、母は焼香に立つのもできず、ただ数珠を握り締めて座っているのが精一杯の状態であった。由香里は弟との最後の別れのとき、プレゼントしてくれた絵だけを残してスケッチブックや画材を棺に入れた。棺の中の謙二は美香や俊也入れてくれたいっぱいの花に包まれていた。由香里はその弟の顔を見ながら「これからも素敵な絵を描いてね。ありがとう」。大粒の涙があふれきた。由香里は母に代わって葬儀の段取りをし気を張って涙を見せずにいたので、あふれてきた涙をもう止めることはできなっかた。
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とても大きなもの。

2008/11/02 17:07
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 謙二の急死は肺炎なのか。原因はわからなかった。由香里は母に弟の死を告げた。電話の向こうで母は叫びに近い声で泣き始めた。美香と俊也は連絡を聞いて、病院に駆けつけてくれた。美香は謙二の顔を見て目に涙をいっぱいためていた。美香はときどき由香里がバイトでいないときなど、謙二の様子を見に来て世話をしてくれていた。謙二も美香をよく慕っていた。俊也も信じられない様子で美香の泣き崩れる姿を見てジーと涙をこらえていた。由香里は気が張っているのか、涙は見せなかった。葬儀は実家で身内だけで行われた。由香里から知らせを受けた父は、お通夜にやって来た。父にとって新しく立て替えた家に来るのは、初めてだった。和室に祭壇が組まれ、棺に入れられた謙二の顔を見て父は「許してくれ謙二」と一言うと背中を揺らせて泣いていた。母はお通夜に出られないほど落ち込んでしまって寝込んでいた。由香里はくずれ落ちてしまったものが、とても大きなものだったように思えた。
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心の穴。

2008/10/22 23:15
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 救急車の中で謙二の心肺が停止した。由佳里の目の前で、救急救命士が慌ただしく、謙二に「わかりますか。」と声をかけ、意識がないのを確認すると気道確保して胸骨圧迫を行い、もう一人の隊員がAEDの電源を入れて、電極パッドを胸部に貼りつけた。AED機器からの指示で通電ボタンが押され、通電されたが謙二の反応はなかった。心肺蘇生は続けられたが、意識は戻らず、それはあっけない謙二の死だった。謙二はそのまま病院に運び込まれ、死亡が確認された。由香里は謙二の手をしっかりと握り、心にぽっかりと空いた穴を埋めることができずにいた。
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サイレン。

2008/10/14 21:21
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 そのとき、謙二はからだ全体にびっしょりと汗をかいていた。額に手を当てるとずいぶん熱く感じられた。ぐったりとしている謙二を由香里は抱き上げると「謙二、大丈夫。」少し開いたうつろな目で謙二は何かを言おうとしたが、言葉にはならなかった。由香里はタオルと着替えのパジャマを持ってきて、後ろから抱きかかえるようにして服を脱がせるとタオルで体を拭いてパジャマに着替えさせた。いつも風呂に謙二を入れてあげたているなれた手つきではあるが、由香里にありにとっては相当の力のいることである。とりあえず、冷凍庫からアイス枕を取り出してきて頭の下に当てた。謙二を車椅子に乗せて、病院につれて行くわけにもいかず、由香里は救急車を呼ぶことにした。サイレンが鳴り響き救急車からタンカーを持って駆けつけた隊員に、タンカーに移される謙二の姿を見て、由香里は不安な気持ちで いっぱいになった。一緒に乗り込んだ救急車がサイレンを鳴らして動き始めた。
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